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映画『モアナと伝説の海』 [お気に入りの映画]

ディズニーの最新アニメ『モアナと伝説の海』を観てきました。

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3月27日 TOHOシネマズ日本橋・スクリーン6

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期待以上の出来栄えでした。ディズニー・アニメに新しいヒロインの登場ですが、ロマンスは一切ありません。ポカホンタスのような自分の意思をしっかりと持ちながらも、現代のJKを感じさせる言動をする女の子ですので、女子中高生などは簡単に感情移入ができることと思われます。

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私たち夫婦が特に気に入ったのは、“海”の描き方です。毎年のように訪れているハワイの海そのものが見て取れます。感情を持つ海や波も面白いのですが、静まり返った海面や波打ち際、鮮やかなグラデーションなど正に実際に海そのものを見ているようです。CG技術の出来栄えにただ驚くばかりです。ついでですが、髪の毛の描き方も、お見事ッ!の一言です。

劇中ではモトゥヌイと言う地名の島が舞台ですが、私たちにはどうしてもハワイ諸島を感じてしまいます。ビショップ博物館で勉強したハワイの歴史そのものがスクリーンで表されているのです。特に、新天地を求めて移住する大海原の旅…、その船から海洋術まで描かれており感動すらしてしまいます。

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『アナ雪』や『ズートピア』、『ベイマックス』などなどこれからもディズニー・アニメに目が離せません。次はどんな世界に連れて行ってくれるのか楽しみです。さらにあらためてハワイに行きたくなってしまいました…。海中のホヌ(海がめ)にもまた会いたい!…

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映画『しゃぼん玉』 [お気に入りの映画]

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映画『しゃぼん玉』を観てきました。(3月10日・シネスイッチ銀座1)

監督はTVドラマ「相棒」シリーズでお馴染みの東 伸児さんで、劇場映画の初監督作品です。この日はちょうど劇場にいらしており、ご挨拶をしてサインを頂いてしまいました。パンフレットの裏表紙とチケットです。

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監督は温和そうな優しいお顔で、私たち夫婦にもにこやかに接してくださいました。上映前でしたので作品への期待が高まりました。

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心に傷を持つ青年が事件を起こして逃亡中、偶然に出会った老婆と一緒に暮らす内に少しずつ人間性を取り戻す物語です。青年に林 遣都、老婆に市原悦子の配役で、ふたりの演技に泣かされてしまいます。

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さらに劇中に出てくる郷土料理は実に美味そうです。撮影用に特別に作ったんですね。食べたぁ~い!

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エンドロールに同じ苗字がかなり見られました。村人のエキストラとして家族皆さんで協力出演なさったのでしょうね。自分の名前が大きなスクリーンに映し出されてさぞかし大喜びをしたことでしょう。映画として後世に残るのですから…。

心の引き出しに残る作品です。永く上映してたくさんの方々に見てほしいです!

10歳の時から映画館に通っている私ですが、社会人になって映画を見る本数が一時期、年に10本程度に落ちたことがあります。月に1本も見ていない勘定です。今から思うとよく我慢できたと思います。お陰様でこの年になり時間に余裕ができたのでしょうか、今年はまだ二か月半しか経っておりませんがすでに6作品を観ております。まだまだ、今年これからどんな作品と出会えるか楽しみでなりません…


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映画『ラ・ラ・ランド』 [お気に入りの映画]

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映画『ラ・ラ・ランド』を観てきました。(3月1日TOHOシネマズ日本橋・スクリーン7)

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正直全く期待をしないで見にいきましたが、見事に裏切られました。久々に“映画ミュージカル”を堪能しました。ステージ・ミュージカルの映画化版は普通にありますが、これは映画のために作られたミュージカルです。子供の時に見た、フレッド・アステアやジーン・ケリーなどが出演した黄金時代のMGM映画を彷彿させる作品で、懐かしさのあまりに何度も涙ぐんでしまいました。

オープニングから圧倒されてしまいます。高速道路で渋滞する車列で踊りだすんです。しかも撮影は長回しで、おそらく腰に固定したハンディ・カム・カメラを使用していると思われます。オープニングのダンス・シーンとしては『ウエスト・サイド・ストーリー』が印象にありますが、ショート・カットの編集でした。今回は長回しのカメラですので編集でごまかしができません、さらにダンスもミスできません。振り付けからカメラ・ワークまで入念なリハーサルが繰り返されたことでしょう。しかも高速道路上で…! 7~8分のシーンに1、2ヶ月、あるいはそれ以上を要したのではないでしょうか。映画史に残ると言って良いでしょう。

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演出と振り付けが見事に融合しております。振り付けはクラシック・バレエをベースにタップ・ダンスを加えたオーソドックスなダンスです。自然な動きから入ったり、落ちている帽子を拾う仕草など、昔のMGMミュージカルそのものなのです…!

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“ハリウッド・ミュージカル”なので、ボーイ・ミーツ・ガールのハピー・エンディングだと思っていましたが、ラストはアメリカ版の“シェルブールの雨傘”です。ガソリンスタンドで偶然に再会を果たした二人は別々の家庭を築き幸せになっているのに、なぜか寂しさが残る“シェルブールの雨傘”でした。この“ラ・ラ・ランド”も同様です、二人の夢が叶っているのに…。またまた涙してしまいました…

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映画『レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮』 [お気に入りの映画]

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映画『レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮』を観てきました。(2月1日・シネスイッチ銀座1)

テレビ東京系列で放映中の“美の巨人たち”の映画版ともいえる作品です。昨年はイタリア・ウフィツイ美術館のコレクションを3D映像で再現させてくれましたが、今回は謎に包まれたレオナルド・ダ・ヴィンチ本人を探求する内容となっております。現存する数少ないダ・ヴィンチ作品がたっぷりと味わえます。まず、ポスターやチラシに使われているのは“ラ・ベル・フェロニエール(金の髪飾りの婦人)”(ルーブル美術館)です。

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私たち夫婦は80年代に美術展の面白さにはまり、90年代になると海外の美術館にも眼が向くようになり、ウィーン美術史美術館やニューヨーク・メトロポリタン美術館をはじめ、ロンドン・ナショナル・ギャラリーにパリ・ルーヴル美術館やオルセー美術館などなど、一流どころを中心に訪問しております。夫婦ふたりっきりの個人旅行ですので時間は存分にありますが、とても一館を一日で廻りきれるものではありません。特にルーヴルは翌日再び訪れ、丸二日間を費やしましたがまだまだ見落とした展示品がかなりあります。だだっ広い館内を歩き回る疲れも相当な負担になります。(加齢のせいもありますが…)

それ故に映画に登場する作品の多くは、実際に鑑賞しており親しみと懐かしさが感じられました。それらの絵画を紹介します。まずは、ロンドン・ナショナル・ギャラリーの“聖アンナと聖母子、洗礼者ヨハネ”です。

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これからはすべてルーヴル美術館の所蔵作品です。最初に“岩窟の聖母”です。

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この作品はミラノの教会の依頼で制作されましたが展示を拒否されて、弟子たちがあらためて同じ構図で書き直しをして、現在そちらはロンドン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されています。ロンドンとパリで別々に私たちは両方を鑑賞しましたが、出来れば並べて見比べると面白いでしょうね。

続いて“受胎告知”です。

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イケメンの弟子・カプロッテイをモデルにしたと言われる“洗礼者ヨハネ”です。

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弟子のカプロッテイは盗み癖がありレオナルドは“サライ(小悪魔)”と呼んでいたそうでが、何故か信頼は厚くてレオナルドが死ぬまで付き添っており、その理由は謎になっています。私はこの映画を通じて初めて“サライ”の存在を知りました。

次は“イザベッラ・デステの肖像”です。

s-レオナルド・ダ・ヴィンチ『イザベッラ・デステの肖像』パリ・ルーヴル美術館.jpg

最後は当然ですが、“モナ・リザ(ラ・ジョコンダ)”です。

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この“モナ・リザ”は朝一番で入館すればゆっくりと鑑賞できます。お昼以降はうんざりするほどの人盛りで、その上皆さん写真を撮るのに必死ですのでまともに鑑賞はできません。今でもそうなのでしょうか?(そのために私たちは二日目の朝に再訪問した次第です)防弾ガラスの箱に収められて遠くから眺めるだけです。写真撮影はガラスの反射光が入り決してきれいには撮れません。大勢の人だかりやその雰囲気を撮影したほうがおもしろいと思います。

いろいろなことを思い出しながら映画を鑑賞しました。美術館って面白いですね。本物の持つ力は言葉でも文章でも表せません。まず自分で接してみることです。夢としては、まだイタリアに行ったことがないのでぜひ行ってみたい思いです。時間的余裕はたくさんありますが、金銭的余裕がなかなかで…、加えて加齢による体力も考慮しなくては…。まずは日々の健康生活から、ですかねぇ…。


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お誕生日と『スター・ウオーズ』 [お気に入りの映画]

先週2月1日にめでたく(?)誕生日を迎えて66歳になりました。自分へのお祝いとして映画『スター・ウオーズ』のBlu-rayを購入しました。エピソードⅣ、Ⅴ、Ⅵの3枚セットです。

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実は昨年暮れに『ローグ・ワン STAR WARS STORY』を観て、そのすぐ続きとなるエピソード4をどうしても見たくなったのです。我が家にあるのは古いVHSビデオ版で、エピソード4もタイトルはまだ『STAR WARS』となっております。

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1977年に全米公開された記念すべき一作目は、最近“A NEW HOPE 新たなる希望”とのサブ・タイトルが付けられました。早速、我が家がBlu-rayシアターとなりじっくり鑑賞すると、あらためてその映像や音響などに驚かされてしまいました。面白いのは当然のことですが、その後に続く伏線がそこら中に張り巡らされており、ジョン・ウイルアムスの音楽もその後のテーマ曲となるイントロが随所に聞き取れるほどです。すべてが最初から構築されていたのです!! ビックリです、“新たなる希望”どころか“新たなる発見”です。

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レイア姫役のキャリー・フィッシャーさんが心臓発作で昨年末に急死されたことには驚かされましたが、母親のデビー・レイノルズさんも娘と一緒に居たいとのことで後を追って旅立ってしまいました。何が何だか解らないほどのショックを受けました。

デビー・レイノルズさんは私より19歳年上のお姉さんです。私が小さいころから銀幕のスターであり、歌手でした。“タミー”の歌声を聴いて育ったのは私だけではないでしょう。私にとって一番の思い出は『雨に唄えば』や『不沈のモリー・ブラウン』より、小学生で見たシネラマ初の劇映画『西部開拓史』です。

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末娘のリリス役で、歌も披露しておりました。

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イギリス民謡“グリーン・スリーヴス”を元にしたテーマソングも歌っております。

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当時の写真を見ても、娘のキャリー・フィッシャーさんにそっくりです。『西部開拓史』のリリスも『スター・ウオーズ』のレイア姫も勝ち気で男勝りの役柄で、今更ですが不思議な母娘の縁を感じてしまいます。

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おふたりのご冥福をただただお祈りするばかりです。

66歳の誕生日、40年以上も昔のことを思い出させてくれた貴重な一日でした…


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映画『沈黙ーサイレンスー』 [お気に入りの映画]

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マーティン・スコセッシ監督のアメリカ映画『沈黙ーサイレンスー』を観てきました。(1月23日 TOHOシネマズ日本橋・スクリーン7)

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アメリカ映画ですが、見事なほど良く出来た時代劇です。1971年に篠田正浩監督で一度映画化されて、私はちょうど二十歳で日比谷のスカラ座で観た記憶が鮮明に残っております。当時のパンフレットの表紙です。

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遠藤周作の原作本を読んでから篠田版の映画を見たか、またはその逆か今となっては記憶が曖昧ですが、どちらにせよ二十歳の若造に強烈なショックを与えてくれたことに間違いはありません。私はクリスチャンではありませんが、子供の時からキリスト教に興味を持ち、今でも音楽や絵画、書物などなど生活に密着した暮らしをしております。

今回のスコセッシ版は篠田版と比べるとわかりやすく理解しやすくなっているような気がします。残酷な拷問場面など原作を忠実に描きながら、ラスト・シーンにスコセッシ監督の解釈が新たに加えられております。原作本にはないそのシーンがあることで、何か少しほっとしたような、未来に希望が見えてきたような爽やかさが残ります。笑顔で泣きたいような、拍手を送りたいような、そんな気分にさせてもらいました。

特筆すべきは日本人の俳優さんたちです。隠れキリシタンである土着の貧しい農民たちがこの映画の主人公であり、その丁寧な描かれ方に対して見事なほど申し分ない演技で答えています。

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名前とセリフがある役を演じる俳優さんはチラシやポスターなどに名が記されておりますが、本編をよく見るとその他大勢で名前もセリフもない役に、かなり有名な方々が出演していることがわかります。私も後で知ってビックリしてしまいました。EXILE AKIRAや片桐はいり、中村嘉葎雄なども出演していたのです。

その他大勢役を含めたキャスト名を載せておきます。 

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普段私たち夫婦はディズニー物やスター・ウオーズなど、ファミリーで楽しめる娯楽作品を中心に映画館に通っています。今回は10年近く前にスコセッシ監督で映画化されるニュースを得て、その出来上がりに首を長くして待っていました。途中なんの情報もなくなり、てっきり制作中止になったのかと案じておりましたが、昨秋に完成の報道があり、日本公開ほぼ同時に見に行った次第です。暮れには夫婦揃って原作本を読み直しました。普段見慣れたファミリー物とは大違いで、嗚咽を繰り返すほどの感動作品です。原作の素晴らしさに加えて、脚本、演出、出演者、美術や時代考証に至るまで見事と言うほかありません。CGやVFXが全盛の現代に実写の持つ力を見せつけてくれます。この時代、世界中のおとなに見てもらいたい映画です…

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映画『海賊と呼ばれた男』 [お気に入りの映画]

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映画『海賊と呼ばれた男』を観てきました。(1月13日TOHOシネマズ日本橋・スクリーン1)

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明治生まれで裸一貫で石油ビジネスを築き、“海賊”とニックネームされた男の物語です。原作は百田尚樹の同名の小説で、モデルとなったのは出光興産の創始者・出光佐三です。小説となり映画化されるほどのその波乱に満ちた生き方には、現代では失われてしまった明治男の無骨ながらも律儀な男気に一種の感動さえ感じられます。主人公を演じる岡田准一の骨太の演技に加えて、監督でもある山崎 貴率いるVFXのメンバーの力量に感服してしまいます。

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今の日本では消えてしまいながらも、つい先日のように思い出せる風景がVFXで見事に再現されています。10年以上前に制作された『ALWAYS 三丁目の夕日』と比べればその出来栄えには雲泥の差があります。ハリウッドに負けない日本独自の技術的な進歩と、制作に関わる予算と時間が十分に取れているのでしょう。特に記憶に残るのが映画オープニングの東京大空襲のシーンです。夜空に飛ぶ無数のB29戦闘機、一機の腹から撃ちだされる爆弾が大写しになり、爆弾は空中で炸裂して多数の焼夷弾を撃ちだして、木造の家屋を容赦なく焼き尽くす…。そのクラスター焼夷弾の動作がVFXで再現されて目の前のスクリーンに映し出されます。焼夷弾の仕組みと威力は以前NHKのドキュメンタリー番組で知りましたが、空中での動作そのものは初めて見ました。新しい知識を得た喜びよりもショックの度合いが大きいです。なんでこんな兵器を製造したのか…、なんで戦争をしなければならないのか…!!!

小説や映画では一切触れておりませんが、モデルとなった出光佐三にはもう一つの顔があります。少年時代に父親にせがんで買ってもらった禅僧・仙厓の一枚の書画がきっかけで仙厓の大コレクターとなり、その後洋画や陶磁器にも興味を持ち、生涯をかけた美術品のコレクションには世界も認めるほどです。現在では本社のある東京・帝国劇場ビル内と故郷福岡・門司の『出光美術館』二館で鑑賞できます。東京は、私のお気に入りの美術館のひとつとなっております。門司には当時の執務室も再現されているそうで、一度は訪れてみたいものです。

映画の中で、“海賊”の住居や会社の執務室などの壁面に、一幅の仙厓の書画が掛かっていれば人物像がさらに深まったと思われますが、私の高望みでしょう。なにはともあれ、戦前戦後を通じて日本の屋台骨を支えた無骨ながらも男気溢れる人物が大暴れをするエンターテイメント大作なのですから…


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映画『ローグ・ワン STAR WARS STORY』3D・ドルビーアトモス版 [お気に入りの映画]

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映画『ローグ・ワン STAR WARS STORY』を観てきました。オープニングからスター・ウォーズ・ファンの心を鷲掴みにされます。オープニング・クロールの“A long time ago in a galaxy far,far away…”が真っ先に映し出されるのですから…

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この12月16日から全世界同時公開されて、20日にTOHOシネマズ日本橋・スクリーン8で3D&ドルビーアトモス版で鑑賞してきました。昨年2015年末に新シリーズとなる『エピソード7 フォースの覚醒』が公開されて、我が家では暮れの混雑を避けて年を開けたお正月5日にようやく見た次第です。おかげで同じ年の暮れにもう一本の新作と出会うことができました。一年間に新作を2本…、スター・ウォーズ史上初めてです。

公開に先立って日刊スポーツ新聞社から“スター・ウォーズ新聞特別号外”なるタブロイド紙が発刊されました。一部分を紹介します。

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見出しに大きくあります、これはエピソード3.9だ!…と。まさにその通りで、77年に公開された『エピソード4 新たなる希望』へとそのままストーリーが繋がっていきます。

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終盤ワン・カットながらもR2-D2やC-3PO、チューバッカなども顔を出しております。さらに嬉しいことに、命を懸けて手に入れたデス・スターの設計図をレイア姫に手渡すシーンがラストに用意されています。約40年前に演じたキャリー・フィッシャーが若きレイア姫として登場しております。もちろんCGで作成されていることは百も承知ですが、スター・ウオーズ・ファンとしては涙が出るほど嬉しい思いです。

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当然ながら、テーマパークのアトラクションにもなっている派手な空中戦も存分に展開されて、ジョン・ウイリアムスのオリジナル・テーマ曲もたっぷり披露されます。そして驚かされたのは、最後のエンディング・ロールです。スタッフ、キャストの名前が延々と続くあれです。途中で席を立たれる方もいらっしゃいますが、私は制作に関わったすべての人に敬意を表して最後まで見るタイプです。今回も時間にして6、7分ですので通常と変わりませんが、映し出される名前の数が半端ではありません。延べ数百人ではきかないでしょう。おそらくは一千人を超えているのではないでしょうか。皆さんのお仕事が結集してエンターテイメント大作に仕上がっているのです。余談ですが、邦画では『君の名は。』が最高でしょう。邦画としては珍しいほど大量の名前を見せてくれます。

スター・ウオーズとお付き合いを始めて約40年。シリーズの続きをもっともっと、そして早く見たいものです。今日これからはエピソード4のDVDを見ます。ローグ・ワンを見ると絶対にエピソード4が見たくなります!…

p.s. この記事を書いている時に、レイア姫役のキャリー・フィッシャーさんがロンドンからロスアンゼルスに向かう機内で心臓発作を起して心肺停止状態で緊急入院したニュースが入ってきました。一命は取りとめたものの予断は許さないそうです。無事を祈り、一日も早く元気な姿を再びスクリーンで見せてくれることを願っております。


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映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』3D版 [お気に入りの映画]

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映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』3D版を観てきました。(11月28日TOHOシネマズ日本橋・スクリーン8)

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ハリー・ポッター・シリーズと関連した魔法がいっぱいの娯楽作品です。ジェームズ・キャメロン監督の映画『アバター』から3D映像が大ブームとなりましたが、これまでは2Dの平面映像に奥行きを与えて、あたかもその場にいる感覚にさせるものでした。今回は原点に戻って、飛び出る3D映像が満喫できます。まるでテーマパークのアトラクションを楽しんでいる感覚で、魔法動物が目の前まで飛び出して暴れ回ります。思わず身をよけてしまうほどです。テーマパークのアトラクションを普段から親しんでいる若い人や子供たちはきっと大喜びをすることでしょう。

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ニューヨーク市を大混乱に陥れた魔法を退治、鎮めるストーリーですが、魔法使いではなくてマグル(人間)がひとり混じっての大騒動です。これまでのハリウッド映画では、怪獣や途方もない戦いでニューヨークの街がどれほどまでに破壊され、根源となった怪獣や悪人が退治されても街は破壊されたまま、でめでたしめでたしで終わっておりました。この作品も同様にニューヨークの街は破壊されつくします。ただし、魔法の力で街は復元再生されて明るい気持ちになります。さらに、マグル(人間)の記憶もすべて抹消されてしまいますが、今年大ヒットした映画『君の名は。』に通じるラストシーンが用意されており嬉しくなってしまいました。地球のあちらこちらで、記憶がなくなっても明日へ続く希望を描いてくれたのは偶然でしょうか。

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ぜひ続編を制作して欲しいです。後味の良い3D映画ですので…


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映画『インフェルノ』 [お気に入りの映画]

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映画『インフェルノ』を観てきました。(10月31日 TOHOシネマズ日本橋・スクリーン7)

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「面白い、おもしろすぎる!」これ以上の言葉がありません。トム・ハンクス演じる、ハーヴァード大学宗教象徴学者のラングドン教授が謎解きに迫る最新作です。丸々2時間息もつかせぬ面白さと言うべきでしょう。

前作の『ダ・ヴィンチ・コード』や『天使と悪魔』と比べて宗教色が薄まってはいるものの、ラングドン教授の知識と薀蓄はさらに深まっているようです。さらにラングドン教授には記憶喪失と幻覚症状を併せ持ってのオープニングです。何が何だかわからないままに、誰を信じていいやら、誰が悪人なのか、最後までわかりません。その緻密な構成を練り上げた原作者のダン・ブラウンと映画のシナリオ担当のデヴィッド・コープに拍手を送ります。もちろん、スピーディなエンターテイメント大作に仕上げたロン・ハワード監督にも…。(皆さんの血液がA型に思えるのは私だけでしょうか。そのきめの細かな仕事ぶりからそう感じてしまいます。)

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スピーディな展開の中に、フィレンチェ、ヴェネツィア、イスタンブール、と観光旅行気分にさせてくれる映像も存分に楽しめます。美術館好きの私たち夫婦にとってイタリアは聖地で、あらためてイタリア訪問を強く感じさせてくれた時間でもあります。もう10年ほど前ですが、私たちがパリを訪れたきっかけになったのは『ダ・ヴィンチ・コード』の原作本です。その刺激に後押しをされて、私たちがルーヴル美術館を訪れていた時期に映画『ダ・ヴィンチ・コード』のロケが行われておりました。それから今では3作目となり、時間の経過の速さに驚かされてしまいます。原作者のダン・ブラウンによると、まだまだ10編程度の構想があるとの事。生きていて、私たちはすべてを楽しめるのでしょうか?

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映画好きで良かった!…。映画館は“インフェルノ(地獄)”ではなくて“天国”です!!


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